予想外に訪れた「ひとりの時間」
さて、この時間をどうしようか……。育休を迎えた私はそんなことを考えていました。
精神障害者手帳(身体障害者手帳とはちがう)を所持していたことで、保育園には無事入れたものの、子供が保育園に行っている間、私は自分の時間が思いがけず、できました。
不器用な私が「編み物」を選んだ理由
1人の時間を持て余していたので何かを始めたいなと思いました。
そして、選んだのが編み物。
自分でもびっくりしています。小さい頃から不器用だったし、裁縫や手芸などは苦手だと思っていたのに。きっかけは、やはり子どもでした。この子のために何か作ってあげたいな、と思った時に、……やってみようか? と。
そして、揃えたかぎ針。まずは百均で買いました。買う前にかぎ針と棒針のどちらにしようか? 迷って調べまくって、こちらを選びました。
たぶん、両手を動かす必要のある棒針はぶきっちょさんには難易度が高いかも? という想像のもと。
じゃあ毛糸はどうしようか……。息子は皮膚が弱かったので、肌に優しいものが良さそう。赤ちゃん用の優しいものを買いました。
汗をかきながら編み上げた、初めての四角形
ハウツー本に載っていたキッズサイズのストールを編み始めます!
これはただ四角を編んでいけばいい初心者向けのものでした。かぎ針で、鎖編みから始めて、細編み、長編みと編んでいきます。最初は針の扱いに慣れずこれはどこに針を入れればいいのか? わからずに、腕に力が入って汗をかくほどでした(笑)
表を一辺編んで、往復してまた一辺編んで……これを繰り返して四角い形にしていきます。
辺の終わりに到達して次の辺に移る時、どこに針を入れるのか、というのが今でも難しいです。綺麗にまっすぐにならないんですよねぇ……。初心者が必ず行き当たる現象かな? もし同じような方がいらしたら一緒に解明してみたいですね。
どんな風に出来上がるかなぁと楽しみながら編みました。
「ちくちく」の壁は高かった
そして完成!
早速息子に着せてみよう!わくわくしながらふわっと肩にかけます。
「いやーーー!」
秒速で脱ぎ捨てられしまいました。
あえなく撃沈……。「ちくちく」の壁に阻まれてしまいました。
子どもの感想は正直ですよね。私の力作は、主を失ってしまったのです……。
でも、それがきっかけでした。誰かのために編むのもいいけれど、まぁ拒まれてしまったのもありますが(笑)、自分のためにも編むようになりました。自分のための自分の時間というのも悪くないなと。
主(あるじ)を失ったストールと、これから
また、かぎ針を最初に選んだ自分は間違っていなかったなと思いました。棒針から始めていたら、難しさに挫折していたことでしょう。後から知ったのですが、かぎ針は編んだものの質感がしっかりした感じに、棒針はふわっとした触り心地になるそうです。今度は棒針で挑戦してみようかなと思います!
そして、その主を失ったストールは部屋の片隅にポーンと置いてあります。いつか羽織ってくれるかなぁ。時々、それが目に入るたびに「いやーー!」となったあの日を思い出して、笑ってしまいます。


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